2026年秋の総裁選と新政権発足に伴い、麻生太郎氏は自民党副総裁を退任し、新設された自民党最高顧問に就任しました。肩書の上では党運営の第一線から一歩引いた形に見えますが、永田町における実質的な存在感に衰えは見られません。
麻生氏の最大の強みは、長年の政権運営で培った豊富な人脈と、党内外に張り巡らされた盤石な権力基盤にあります。特に外交面では、過去の副総理兼財務大臣時代に築いた国際的なパイプを活かし、要人との独自会談を行うなど、政府の公式ルートとは一線を画す「重鎮外交」を展開してきました。最新の政局においても、国会運営や重要政策の決定局面でその意向が無視されることはなく、政界のキャスティングボートを握る影の指南役として機能し続けています。