浅野ゆう子の恋愛史において、もっとも深く人々の心に刻まれているのが、昭和の名優・田宮二郎さんの次男である俳優・田宮五郎(本名・柴田英晃)さんとの純愛です。
二人の交際がスタートしたのは2007年頃のこと。共通の知人を介して出会い、静かに愛を育んでいきました。2010年頃には都内の高級マンションで同棲生活をスタートさせ、事実婚状態としてお互いの家族や関係者からも公認の仲となっていました。結婚も間近と見られていた矢先の2012年4月、田宮さんがくも膜下出血で突如倒れるという過酷な悲劇に見舞われます。
一時は意識不明の重体に陥った田宮さんに対し、浅野ゆう子は仕事をセーブしながら病院へ通い詰め、懸命に寄り添いました。田宮さんが奇跡的に意識を取り戻した後は、彼のリハビリを全面的にサポートするため、段差をなくしたバリアフリーの特別住居を購入。公私ともにすべてを捧げる覚悟で献身的な介護を続けました。
しかし、過酷なリハビリを乗り越え復帰を目指していた田宮さんは、2014年11月に47歳の若さで帰らぬ人となりました。最期を看取った浅野ゆう子の憔悴ぶりは凄まじく、マスコミ各社に向けて「私にとってはかけがえのない大切な人でした」と気丈にコメントを寄せた姿は、多くの国民の涙を誘いました。