薩摩国一宮・枚聞神社の真実!開聞岳と玉手箱に秘められた最強ご利益

薩摩国一宮・枚聞神社の真実!開聞岳と玉手箱に秘められた最強ご利益

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神社の名称である「枚聞」は、初見では難読とされやすいものの、正しい枚聞神社の読み方は「ひらききじんじゃ」です。「開聞(かいもん)」の古名に由来し、太古より噴火を繰り返す火山・開聞岳そのものを畏怖し、鎮火と航海安全を祈願した自然崇拝(アニミズム)が起源とされています。

社伝および『延喜式神名帳』などの公的記録によると、主祭神は皇祖神である大日孁貴命(天照大御神)であり、併せて五男三女神の計9柱が祀られています。古代の薩摩半島は、大和王権と南西諸島を結ぶ海上交通の最重要ルートでした。東シナ海を航行する遣唐使船や薩摩商船は、円錐形の開聞岳を灯台代わりのランドマーク(山当て)とし、その麓に座す枚聞神社へ航海の安全を必死に祈願した経緯があります。

中世以降は薩摩の領主・島津氏の手厚い外護を受け、文禄4年(1595年)には第17代当主・島津義弘が社殿を再建。さらに慶長15年(1610年)、初代薩摩藩主・島津家久による大規模改築を経て、現在の琉球建築の意匠を帯びた優美な本殿が完成しました。単なる地方の古社にとどまらず、南九州の歴史的パワーバランスと海洋信仰の核心を担ってきた存在です。

木村 陽翔
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木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。