なぜこの二人はこれほどまでに惹かれ合うのか。それは、両者が持つ「言葉に対する圧倒的な執着」にある。あいみょんは、日常の何気ない風景や、誰もが通り過ぎてしまう感情の機微を掬い上げる天才だ。一方、尾崎世界観は、人間の醜さやドロドロとした本音を、文学的なユーモアと毒で包み込んで提示する。
アプローチは違えど、本質的には「嘘のない言葉を届けたい」という表現者としての誠実さで共通している。互いの新曲を聴くたびに、彼らは言葉のない対話をしているのではないか。そんな錯覚すら抱かせるほど、二人の表現はどこか地続きのように感じられるのだ。