本作を語る上で欠かせないのが、当時のエンターテインメント界を席巻していたジャニーズ事務所所属のトップアーティストたちの共演だ。主演の近藤真彦に加え、田原俊彦、野村義男という「たのきんトリオ」のメンバーが揃い踏みしたことで、映画館は連日超満員となる前代未聞のフィーバーを巻き起こした。
三者三様の個性がスクリーン上で激しくぶつかり合うシーンの数々は、当時の熱気ある事務所の黄金時代を象徴している。単なる顔合わせにとどまらない、互いの役柄を引き立て合う真剣勝負の演技対決が、作品全体のテンションを極限まで高めていた。