小学校卒業後、瑠奈被告は地元の公立中学校に進学したものの、出身中学での登校日はごくわずかでした。学校とのつながりはほぼ途絶え、自室で漫画やアニメ、ドール(球体関節人形)の世界に没入する日々が続きます。
中学校卒業後は定時制・通信制の高校へ進路を取ったと報じられていますが、そこでも通学を継続することはできず、中退を選択。以降、社会との接点を持たないまま20代を迎えました。この学生時代のエピソードを通じて浮かび上がるのは、瑠奈被告の要求をすべて受け入れ、機嫌を損ねないよう徹底してコントロールされていた家庭環境です。
精神科医であった父親の田村修被告は、専門家でありながら娘の精神的な孤立や暴発を恐れるあまり、家庭内での主従関係を逆転させていきました。瑠奈被告が家庭内で絶対的な権力を持つ特異な親子関係が、長年の引きこもり生活を通じて強固に固定化されていったのです。