ここで改めて、小島聖が歩んできた女優としての華々しい軌跡を振り返ってみましょう。1989年にNHK大河ドラマ『春日局』でお江与の少女時代役を演じて鮮烈な女優デビューを飾った彼女は、瞬く間に美少女女優として注目を集めました。
1990年代にはフジテレビ系バラエティ『タモリのボキャブラ天国』のパネラーとしてお茶の間の人気を獲得する一方、1999年には大島渚監督の遺作となった映画『御法度』に出演。さらに同年公開の映画『あつもの』ではブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなど、演技派としての確固たる地位を築き上げます。
また、写真界の巨匠らとタッグを組んで発表した写真集『UNTITLED』をはじめとするアート作品群では、一切の妥協を排した大胆なヌードを披露。その官能的でありながら圧倒的に純度の高い肉体美は、当時のカルチャーシーンに大きな衝撃を与えました。商業的な成功だけに捉われず、自らの肉体と感性を極限まで表現に捧げる姿勢こそが、彼女が映画監督や演出家から絶大な信頼を寄せられる理由です。