さとうほなみは、もともと10代の頃から演劇活動を行っており、女優になるという強い志を持っていました。音楽活動を本格化させた後、2012年に結成されたゲスの極み乙女のドラマー「ほないこか」としてブレイク。正確無比なドラミングと圧倒的なビジュアルで脚光を浴びましたが、表現への探求心は音楽だけに留まりませんでした。
2017年、かつて目指していた芝居の道へ再び挑戦するため、本名の「さとうほなみ」名義で女優活動をスタート。当初はミュージシャンの余技と色眼鏡で見られる向きもありましたが、小劇場や単館系映画で地道に実力を磨き上げ、批評家たちを唸らせる演技を積み重ねてその偏見を完全に払拭しました。
ドラム演奏で培われたリズム感やダイナミズムは、現在の芝居における台詞のテンポや共演者とのセッション感に見事に昇華されています。音楽と演劇というふたつの表現領域を行き来するハイブリッドな表現者だからこそ出せる、独特のグルーヴ感が彼女の大きな武器です。