青葉城西の物語において最大のハイライトとなるのが、主人公チームである烏野高校排球部との二度にわたる激突だ。特にアニメ『ハイキュー!! セカンドシーズン』で描かれた春高宮城県予選準決勝の決着シーンは、アニメ史に残る屈指の名場面として知られている。
インターハイ予選で烏野の変人速攻を読み切り、一度は彼らの全国への夢を砕いた青葉城西。しかし、進化を遂げて戻ってきた烏野との再戦では、1ポイントを巡る限界を超えたラリーが展開された。最終セットの終盤、及川がコート外まで弾き飛ばされたボールを追って放った伝説の「ロングトス」は、観客全員の息を呑ませた。
最後は日向翔陽と影山飛雄の進化系変人速攻に屈したものの、コートに倒れ込んだ及川と岩泉が悔しさを噛み締めながらも互いの背中を叩き合う姿は涙なしには見られない。勝者と敗者のコントラスト、そして敗北の中に光る誇りが描かれたこの劇的決着こそ、この作品が愛される大きな理由だ。