鶴見区仲通商店街。かつて「リトル沖縄」と呼ばれたこの一角は、いまや多様なルーツを持つ人々が日常的に行き交う多国籍エリアへと姿を変えた。だが、その中核には常に沖縄のカルチャーがしっかりと根を張っている。
「30年前は地元の沖縄出身者が泡盛やサーターアンダギーを買いに来る場所だった。でも今は違う。東京や千葉、さらには海外からの観光客が『本物の沖縄』と『横浜の今』を同時に楽しみにやってくるんだ」。そう語るのは、仲通で長年沖縄物産店を営む店主だ。看板商品のポーク缶や島豆腐は、今や地域の定番食材として定着している。