SBIグループを率いる北尾吉孝氏のもと、徹底したIT化と効率化で金融業界に革命を起こしてきたSBIホールディングス。そのフィンテック戦略の核として成長を遂げたのがSBI損保だ。
中間マージンを徹底的に排除した事業モデルは、保険料の低価格化という形で顧客に還元されてきた。しかし、アルゴリズムや自動化システムではカバーしきれない「人間の感情が渦巻く事故対応」の現場において、効率主義が仇となるケースもある。人間味のある泥臭い示談交渉が求められる現場と、グループ全体の徹底したコスト削減方針との間で、現場のスタッフが板挟みになっている側面も浮き彫りになる。