使い切れない生きくらげを余すことなく楽しむための保存技術として、「冷凍」と「天日乾燥」の2つのアプローチを状況に応じて使い分けるのが合理的です。
1. 忙しい時の裏技「そのまま冷凍」の活用法
下処理の時間が取れない場合は、水洗いせずに石づきだけを落とし、ラップで小分けにして空気を抜いて密閉する生きくらげのそのまま冷凍も可能です。ただし、湯通しを行わない生冷凍は細胞壁の破壊が進みやすいため、解凍時に水分が抜けやすくなります。この方法で冷凍したものは、解凍せずに凍ったままスープや煮込み料理、強火の炒め物に直接投入して一気に加熱するのがコツです。
2. 旨味と栄養を凝縮する「自家製乾燥テクニック」
数パック単位で大量に手に入った場合は、自家製乾燥きくらげへの加工がおすすめです。スライスまたは丸ごとの生きくらげを重ならないように平干しネットへ並べ、晴天の続く日に2〜3日間天日干しします。カラカラになるまで乾燥させれば、密閉容器に乾燥剤を入れて常温で約半年〜1年間保存可能です。
天日干しを施すことで、紫外線(UVB)の作用により生きくらげに含まれるエルゴステロールがビタミンDへと大幅に変換され、栄養価が格段に向上するという大きな副次的メリットも得られます。