関西圏にありながらダイナミックな火山地形を間近で体感できる神鍋山は、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの主要ジオサイトに指定されています。火山活動によって噴出された多孔質の岩石(スコリア)が火口周辺に降り積もってできた「スコリア丘」と呼ばれる整った円錐形の山容が特徴です。
山頂に到達すると、突如として目の前に現れる巨大なスリバチ火口。緑の草原に覆われた火口壁がすり鉢状に落ち込む景観は、本州の他の山岳ではなかなかお目にかかれない特異な光景です。山頂からは神鍋高原ののどかな田園風景や、遠く但馬の山並みを望む360度の大パノラマが広がり、登山の達成感を手軽に味わえます。
火山灰と溶岩が作り出した肥沃な大地は、周辺のキャベツやスイカなどの高原農業を育んでおり、自然の力強さと人々の暮らしの調和を実感できる点も大きな魅力となっています。