いざ投票用紙に向かったとき、名前を見ただけでは誰がどんな判決を下してきたのか思い出せないことが多い。判断材料を得るためには、公的な選挙公報や主要メディアの報道をチェックするのがもっとも確実だ。各世帯に配布される審査公報には、対象となる裁判官の経歴に加え、過去に関与した主な裁判の判断内容が詳しく記載されている。
また、選挙期間中にはNHKをはじめとする報道機関が、夫婦別姓問題、一票の格差、プライバシー権、労務問題といった重要争点に対する各裁判官の認否や意見の立場を一覧表にして分かりやすく解説する特集を組む。裁判官が多数意見に立ったのか、あるいは独自のリベラル・保守的な反対意見を展開したのかを比較分析することで、自身の価値観に合致する判決を下しているかを見極めることができる。