「正しく番号を合わせているはずなのに、なぜか開かない」。管理会社へ寄せられる相談の中でも、特に多いのが解錠に関するトラブルだ。集合住宅で主流となっているダイヤル錠は、右(時計回り)に指定の数字へ回し、次に左(反時計回り)へ回す機械構造が一般的である。しかし、慌てて操作して回転数を間違えたり、途中で逆方向に回してしまったりすることで解錠に失敗するケースが絶えない。
万が一開かなくなった場合、焦って力任せに引っ張るのは禁物だ。内部の精密なカム構造やツメが破損し、ダイヤルユニットごとの交換を余儀なくされる。まずは一度ダイヤルを左右に3〜4回転以上回して番号を完全リセットし、最初から慎重に合わせ直すのが鉄則だ。それでも開かない原因としては、内部で厚手の郵便物が噛み込んでいるケースや、経年劣化による内部パーツの固着が考えられる。解決しない場合は無理をせず、物件の管理会社や解錠の専門業者へ連絡することが最善の対処法となる。