スマートフォンの画面をスワイプする手がふと止まる。再生されるのは、画質の荒い家庭用ビデオカメラ風の映像に、浮遊感のあるシンセサイザーの音色。今やTikTokやYouTubeでは、「ドリームコア」を冠したショート動画が累計数十億回再生を記録する一大トレンドとなっている。かつてマイナーなサブカルチャーに過ぎなかったこの世界観は、2026年現在のエンタメシーンを象徴する最新のトレンドとして急速に広がりを見せている。
さらにこのムーブメントはSNSにとどまらない。Netflixなどの大型ストリーミングプラットフォームでも、この特異な映像感覚を取り入れたドラマ作品やドキュメンタリーが相次いで配信され、若年層を中心に熱狂的な支持を集めている。不気味さと愛おしさが同居する独特の視覚体験は、デジタルネイティブ世代の新たな感覚的オアシスとなっているのだ。