医療相談プラットフォームのアスクドクターズには、「虫刺されと思って市販のステロイドを塗ったが悪化した」「腫れが引かない」といった切実な相談が後を絶たない。強いかゆみや炎症に対してステロイド外用薬は劇的な効果を示すものの、細菌やウイルス感染を伴う病変部に安易に塗布すると、局所の免疫反応が抑制され、かえって感染症の進行を早めてしまう罠がある。
自己判断での塗り薬使用は、皮膚所見を曖昧にし、医師による正確な診断を妨げる原因にもなる。以下のサインが一つでも見られたら、即座に皮膚科や感染症内科を受診すべきだ。
・刺し口の周囲に硬いしこりや黒いかさぶたがある
・赤みが日を追うごとに同心円状に広がっている
・咬まれてから数日〜2週間以内に38度以上の発熱や倦怠感が出た
・吐き気、下痢、関節痛などの全身症状を伴っている