現在の成功があるのは、初期の地道な下積み時代を母娘で支え合ってきたからに他ならない。ティーン向けファッション誌のオーディションに応募した娘の背中を押し、大手芸能事務所オスカープロモーションへの所属が決まった際も、最も近くでその活動を支えたのは母だった。
朝早い撮影現場への送迎、衣装の準備、思春期特有の葛藤やネット上の誹謗中傷に悩む娘の心のケア。決して順風満帆ではなかったモデル初期において、母の揺るぎない肯定感と励ましは、傷つきやすい少女を守る最強の防壁となっていた。
仕事が思うように増えなかった時期の苦しみも、ブレイクして過密スケジュールに追われた日々のプレッシャーも、二人は常に同じ目線で分かち合ってきた。マネジメントの手腕というよりも、深い母性から生まれる無償の献身が、現在のトップタレント・藤田ニコルの土台を築き上げた。