インターネット上で定着した二次元ポケの意味を紐解くには、日本の匿名画像掲示板文化の歴史に目を向ける必要があります。発祥の原点は、老舗画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」内に存在する「二次元裏(通称:may/jun)」板です。この掲示板で日常的に立てられている『ポケットモンスター』関連のスレッド群が、利用者の間で自然発生的に「二次元裏のポケモンスレ」、縮めて二次ポケスレや「二次元ポケ」と呼ばれるようになりました。
一方で、言葉の由来にはもう一つの側面が存在します。古くからネットパロディとして親しまれてきた「二次元ポケット ネタ(ドラえもんの四次元ポケットに対する二次元版のジョーク表現)」と語感が酷似しているため、検索エンジンやSNS上では両者の意味が混同され、独特の検索トレンドを形成する要因となっています。
掲示板内における二次元ポケの元ネタは、公式ゲームの対戦環境に対するディープな考察から、ゲーム内に登場するトレーナーやポケモンに対する独自の解釈、いわゆる「怪文書」と呼ばれる長文の二次創作テキストの投稿です。約20年以上にわたる掲示板文化の中で蓄積された独自のスラングやミームが凝縮されており、外部からは一見して理解しづらい特異な生態系を築き上げてきました。