2013年11月、福岡市博多区の博多リバレインで開催されたイベントステージ。そこで撮影された1枚の写真が、彼女の運命を一夜にして変えました。ファンの手によって撮影され、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やTwitter(現X)に投稿されたその写真は、「奇跡の一枚」と呼ばれ、またたく間にインターネット全体を席巻しました。
当時、現場に居合わせたファンの証言やコミュニティの記録によると、彼女のパフォーマンスは単に容姿が優れていただけではありませんでした。気温が低く小雨が降る悪条件下でも、指先までエネルギーを行き届かせた全力のダンスと、観客一人ひとりと目を合わせる輝くような笑顔が会場を圧倒していたと伝えられています。
ネット上では「本物の天使がいる」「ローカルアイドル界の奇跡」と凄まじい勢いでスレッドが乱立し、所属事務所の公式サーバーがアクセス集中により数日間にわたってダウンする事態に発展しました。テレビ各局のワイドショーが一斉に福岡へ取材に押し寄せた際も、当時14歳の中学生だった橋本環奈は、浮かれることなく礼儀正しく落ち着いた受け答えを披露。その姿に、メディア関係者も「一過性のネットミームでは終わらない本物の大物」と確信を深めたと当時の報道各社デスクは振り返っています。