「ドラッグストアの市販カラー剤でセルフカラーすれば、安くミルクティーブラウンになれるのではないか」と考える方も少なくありません。しかし、現場の美容師が口を揃えて警鐘を鳴らすのが市販剤によるセルフカラーの失敗リスクです。
市販のヘアカラー剤は、太く硬い髪質でも染まるように強力なアルカリ剤と高濃度の過酸化水素が一律で配合されています。そのため、根元の体温が高い部分だけが異様に明るく染まってしまう「逆プリン現象」や、毛先の過度なダメージ、過去のカラー履歴による深刻な色ムラが発生しやすくなります。一度ムラになってしまったベースを美容室で均一に修正するには、数万円の施術費用と数ヶ月単位のトリートメント期間が必要になるケースが後を絶ちません。
美容室で思い通りのミルクティーブラウンを手に入れるためには、以下の3つのオーダー鉄則を実践してください。
1. 「理想の仕上がり」と「絶対になりたくない色」の画像を2枚以上見せる
言葉で「ミルクティーブラウン」と伝えても、担当スタイリストがイメージする明るさや色味とズレが生じる可能性があります。明るい場所で撮影された自然光の写真と、「オレンジっぽくなるのは嫌」「暗すぎて黒髪に見えるのは困る」といったNG例を同時に提示するのが最も確実です。
2. 過去1〜2年間の施術履歴を正直に申告する
黒染め、暗髪カラー、縮毛矯正、パーマ、ブリーチの履歴は、薬剤の反応を根本から狂わせます。隠さずに伝えることで、薬剤のパワーを部位ごとに細かく塗り分ける精密な施術が可能になります。
3. 職場の許容範囲(トーン数)と色落ち後の希望を伝える
「職場が8トーンまでなので、室内では暗めに見えて光に当たると透けるようにしたい」「2週間後にちょうどいい明るさになるよう、初めは少し濃いめに入れてほしい」と伝えることで、ライフスタイルに合致した仕上がりを実現できます。