あきののゆを語る上で欠かせない最大の独自要素が、地元宇陀産の「大和当帰(やまととうき)」を使用した本格的な薬草風呂です。宇陀市は推古天皇の時代に日本初の薬狩りが行われたとされる薬草発祥の地であり、その伝統が現在も息づいています。
大和当帰の葉をふんだんに使った湯船からは、生薬特有の清涼感と温かみのある芳香が立ち上ります。浴感は非常に穏やかでありながら、精油成分が皮膚を適度に刺激し、入浴開始から短時間で深部体温が上昇するのが体感できます。血行促進や冷え性の改善、筋肉の疲労回復に対する評価が高く、湯冷めしにくい点が多くのリピーターを惹きつける理由です。
ベースとなる天然温泉そのものは無色透明のアルカリ性単純温泉で、肌の古い角質を優しく落とすクレンジング作用を備えています。刺激の強い酸性泉や濃厚な硫黄泉とは異なり、湯あたりしにくいため、小さな子どもから高齢者まで安心して長湯を楽しめる泉質です。プライベート空間でこの名湯を堪能したい方向けに、事前予約制の家族風呂(貸切風呂)も用意されており、周囲を気にせず過ごしたいファミリー層から厚い支持を得ています。