水上功治氏の代表作として真っ先に挙げられるのが、富野由悠季監督が手がけた1988年の劇場用アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』におけるハサウェイ・ノア役です。名艦長ブライト・ノアの息子でありながら、ニュータイプの少女クェス・パラヤに強く惹かれ、戦場の狂気に巻き込まれていく思春期の少年の葛藤を、生々しいリアリティをもって熱演しました。
特に物語終盤、クェスを失った絶望と逆上からチェーン・アギの乗るリ・ガズィを撃墜してしまうシーンでの叫びや息遣いは、視聴者の胸を締め付ける迫真の演技として今なお高く評価されています。後年のゲーム作品(『SDガンダム GGENERATION』シリーズ初期など)でも同役を担当し、ハサウェイというキャラクターの原風景を確立した立役者です。