フジテレビの代名詞でもある月曜9時枠で異彩を放ったのが、綾瀬はるか主演の『元彼の遺言状』だ。強欲で型破りな弁護士・剣持麗子を颯爽と演じた彼女のスタイルは、これまでのイメージを鮮やかに裏切るものだった。「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状から始まる物語は、テンポの良い会話劇とミステリー要素が巧みにブレンドされている。
フジテレビが仕掛けたスタイリッシュな映像演出と、共演陣との絶妙な掛け合いは、視聴者の心を最後まで掴んで離さなかった。型にはまらない主人公を堂々と演じきった綾瀬はるかの圧倒的な存在感は、今見返しても非常に新鮮だ。