Q1:加水分解が始まったスニーカーを履いて外出するとどうなりますか?
A1:外見上はわずかなヒビ割れ程度に見えても、体重がかかった瞬間にソールが完全に崩壊し、粉末状になって路上に散乱します。歩行不能になるだけでなく、転倒や足首の捻挫を引き起こす危険があるため、わずかでも弾力の異常やベタつきを感じた場合は絶対に着用して外出すべきではありません。
Q2:重曹でリュックのベタつきを取った後、防水性は元に戻せますか?
A2:元のPUコーティングによる完全な防水性は失われます。雨天時に使用したい場合は、コーティング除去後に市販の強力フッ素系防水スプレー(またはギア用の撥水コーティング剤)を全体にムラなく吹き付けてメンテナンスを行ってください。
Q3:加水分解しない合皮やスニーカー素材はありますか?
A3:合皮ではポリウレタンの代わりに塩化ビニル樹脂(PVC)を使用したものや、最新のシリコンレザー(シリコン樹脂合成皮革)は加水分解をほぼ起こしません。スニーカーのミッドソールでは、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)や熱可塑性エラストマー(TPE)をベースにした素材は加水分解に対して非常に高い耐性を持っています。
Q4:ドライヤーの熱風で乾燥させれば加水分解は止まりますか?
A4:絶対に避けてください。加水分解は水分だけでなく「熱」によっても反応が促進されます。高温の熱風を当てることでウレタンの結合破壊がさらに進み、変形や溶解、接着剥がれを招く致命的なダメージとなります。