大手SNSや知恵袋、Q&Aサイトを検証すると、「手首の小指側が痛くて湿布を1ヶ月貼り続けたが全く変わらない」「むしろ湿布かぶれで皮膚がただれただけだった」という切実な投稿が数千件規模で見受けられます。
腱鞘炎手首小指側湿布効果の医学的真実として、経皮吸収型消炎鎮痛剤(ロキソプロフェンやフェルビナクなど)は、皮膚表面から浸透して腱鞘周辺の表在性炎症を緩和する作用は持ち合わせています。しかし、深さ数ミリから1センチ以上奥に位置するTFCC組織や関節包内の深部炎症に対しては、有効成分の到達濃度が大幅に減衰します。痛み止め成分で一時的に感覚が麻痺し、痛みを無視して手首を使い続けてしまう「二次的損傷」の引き金になりやすい点も現場の医師から強く指摘されています。
また、ネット上で安易に紹介されている手首小指側ストレッチ方法を鵜呑みにした悪化例も顕著です。患部の靭帯や腱が微小断裂を起こしている急性期に、「柔軟性を高めよう」と無理に手首をストレッチして引っ張る行為は、傷口を力任せに引き裂く行為と同義です。痛みが走る角度へのストレッチは即座に止め、まずは組織の修復を促す完全な局所安静を優先しなければなりません。