かつて『NHKスペシャル』の睡眠特集でも取り上げられ大きな反響を呼んだが、睡眠中の呼吸障害がもたらすダメージは全身に及ぶ。最新の睡眠医学に基づく知見では、レム睡眠中の頻繁な微小覚醒が自律神経のオーバーヒートを招くことが解明されている。
PubMedに蓄積された数々の論文によれば、レム睡眠時の無呼吸・低呼吸は、日中の耐えがたい睡魔だけでなく、認知機能の低下やうつ症状、脳小血管病変の進行に直結している。夜間、脳に十分な酸素が行き渡らない状態が繰り返されることで、脳の老廃物排出システムが不全を起こすリスクも指摘されている。