若くして天才騎手としてもてはやされ、富と名声をほしいままにしていたジョニィ・ジョースター。しかし、その傲慢な態度が悲劇を招きます。劇場での順番待ちの列に割り込んだ際、理不尽に激昂した客から銃撃を受け、脊椎損傷による下半身不随という残酷な現実を突きつけられました。
財産も名声も失い、周囲の人間が手のひらを返して去っていくなか、彼は深い絶望の淵に沈みます。歴代ジョジョの主人公たちが最初から高潔な精神を持っていたのに対し、ジョニィは自らの愚かさによって全てを失った「マイナス」の地点から物語をスタートさせます。
歩けない身体となった彼を再び立ち上がらせたのは、勝負への執着ではなく「自分を取り戻したい」という切実な渇望でした。再起のきっかけとなったのが、偶然目撃した謎の男が放つ不思議な鉄球の回転技術でした。