Q1:学生時代は成績優秀で学級委員をするほど優等生でしたが、それでも発達障害の可能性はありますか?
A1:大いにあります。知能が高い女性の場合、持ち前の思考力や努力で学生時代の課題を力技でカバーできてしまうためです。社会人になって構造化されていない自由度の高い仕事や、家庭内でのマルチタスクを求められた段階で初めて適応が破綻するケースは非常に多く見られます。
Q2:精神科を受診して診断を受けると、会社や家族に知られてしまいますか?
A2:受診や診断の事実が病院から会社や家族に通知されることは一切ありません。健康保険証を使用しても、会社に届く医療費通知には「医療機関名」のみが記載され、病名や診断書の内容は開示されないためプライバシーは厳重に守られます。
Q3:大人になってからADHDやASDの診断を受けるメリットは何ですか?
A3:長年抱えてきた「なぜ自分は普通にできないのか」という自己否定の根本原因が脳の特性だと理解でき、自分を許せるようになる心理的メリットが非常に大きいです。さらに、適切な投薬治療や自立支援医療などの公的支援、職場で配慮を求めるための客観的根拠が得られます。
Q4:薬を処方されたら一生飲み続けなければならないのでしょうか?
A4:一生飲み続ける必要はありません。生活や仕事の基盤が整い、自分の特性に合わせた生活リズムや工夫が定着するまでの「サポート杖」として活用し、医師と相談しながら減薬・休薬していく当事者は大勢います。