東銀座の路地裏に店を構える「Pizzeria Trattoria Vomero」の扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのが、赤と白のタイルで装飾された巨大な薪窯と、威勢のいいイタリア語が飛び交うオープンキッチンの熱気です。ヴォメロ 銀座の評判と人気の理由を探る上で、まず外せないのが「本場ナポリの空気感と調理技術の徹底的な再現」にあります。
ピッツァの命ともいえる薪窯は、約450度から500度の高温を維持。熟練のピッツァイオーロ(ピッツァ職人)が手際よく生地を延ばし、窯に投入してからわずか60秒から90秒で一気に焼き上げます。この瞬間的な熱処理によって、外側はカリッと香ばしく、内側は水分をたたえたモチモチの食感(コルニチョーネ)が生まれます。東銀座のイタリアンで薪窯ピッツァを味わうならヴォメロ、と多くのファンが口を揃えるのも頷ける完成度です。
さらに同店のアイデンティティを支えているのが、店名に冠された「トラットリア(大衆食堂)」としての魚介料理です。南イタリア・カンパニア州の郷土料理をベースに、毎朝市場から仕入れる丸ごとの鮮魚を使ったアクアパッツァやフリットは、素材の旨味を極限まで引き出しています。単なるピッツェリアにとどまらず、本格的な海鮮トラットリアとしての厚みを持つことが、幅広い層を惹きつける決定的な要因となっています。