離乳食完了期(1歳半頃)以降、幼児食へとステップアップする段階でエビを取り入れる場合は、大人と同じ調理法をそのまま適用してはいけません。消化機能が未熟な幼児には、塩分濃度と物理的な喉詰まりリスクへの配慮が不可欠です。
市販の冷凍むきエビを選ぶ際は、原材料表示を確認し、保水剤(ポリリン酸ナトリウム等)ができるだけ添加されていない「無保水」または「天然エビ使用」の製品を選ぶのが安心です。むきエビ幼児食レシピの基本は、しっかりと沸騰した湯で中心部まで芯まで加熱し、1歳〜2歳児向けには5ミリ〜1センチ四方のサイコロ状に刻むことです。粗みじんにしたエビを豆腐や鶏ひき肉と混ぜ合わせ、片栗粉をつなぎにして焼いた「エビと豆腐のふんわりナゲット」やおやきは、手づかみ食べでもポロポロこぼれず、幼児が満面の笑みで平らげる鉄板メニューとなります。
同時に、決して軽視してはならないのが甲殻類アレルギーの存在です。消費者庁が定める特定原材料(8品目)の筆頭格であるエビは、アナフィラキシーを含む即時型アレルギーを引き起こしやすい食材です。初めて子どもにエビを食べさせる際は、以下の原則を厳格に順守してください。
- 平日の午前中(万が一の異変時に小児科を受診できる時間帯)に実施する。
- 体調が万全な日を選び、微量(耳かき1杯〜小豆粒大に加熱・刻んだもの)からスタートする。
- 食後2時間程度は、口の周りの赤み、蕁麻疹、目のかゆみ、咳き込みや嘔吐がないか観察を怠らない。