グラム数が減ったということは、面積が小さくなったのか、それとも薄くなったのか。実は多くのメーカーが、溝の深さや全体の厚みを調整することで、見た目のボリューム感を維持する工夫を凝らしている。
しかし、厚みが変わることで口溶けのスピードや、噛んだときの「パキッ」という食感にも変化が生じる。メーカーの開発担当者は、単に量を減らすだけでなく、減量してもなお「最も美味しく感じられる口溶けの黄金比」を再計算しているという。私たちが何気なく食べている1枚には、ステルス値上げの苦肉の策と、それを補うための高度な技術が詰め込まれているのだ。