Q1:イギリス晩餐会で雅子さまが着用されたティアラにはどんな歴史がありますか?
A1:着用されたのは「第一ティアラ(菊花ティアラ)」と呼ばれる、歴代の日本の皇后へと受け継がれてきた皇室で最も格式の高いティアラです。明治時代に昭憲皇太后のために制作され、大粒のダイヤモンドで日本の象徴である菊の花がデザインされています。国際的な大舞台にふさわしい最高峰の宝飾品です。
Q2:晩餐会のドレスは誰がデザイン・制作しているのですか?
A2:ご成婚時のローブ・デコルテを手掛けた故・森英恵氏をはじめ、皇室御用達の熟練クチュリエや日本の伝統織物工房が制作を担っています。特定の海外ラグジュアリーブランドを大々的にアピールすることはなく、日本の最高峰の絹織物技術や職人技を結集したオリジナル仕立てが基本です。
Q3:宮中晩餐会における女性皇族の正装ルール(ローブ・デコルテ)とは?
A3:夜間の最高礼装であり、襟元が広く開き、袖のない(または短い)床丈のロングドレスを指します。公式晩餐会では勲章(宝冠大綬章など)を佩用し、白いオペラグローブ(長手袋)、ティアラ、扇子を合わせるのが国際プロトコルに則った正式なマナーです。国賓の格式や行事の趣旨に合わせて長袖のイブニングドレスが選ばれることもあります。
Q4:ドレスのリメイクや着回しは具体的にどのように行われていますか?
A4:良質なシルクジャカードやレースの生地を損なわないよう、袖の付け替え、襟元のカットの変更、レースボレロの追加、ウエスト切り替え位置の微調整などが行われます。10年〜20年以上の時を経て大切に着用されるケースも多く、サステナビリティと伝統継承を両立させています。