黒豆茶を淹れたあとの急須や鍋に残る「出がらしの豆」。お茶として水に溶け出したのは主に水溶性の成分であり、豆そのものには不溶性の食物繊維や植物性タンパク質、ビタミンE、残存ポリフェノールが驚くほど豊富に残されています。これをそのまま三角コーナーへ捨ててしまうのは、栄養面でも環境面でも大きな損失です。煮出されて適度に柔らかくなった黒豆茶の出がらしは絶品レシピとして食卓のメインや副菜に昇華させることができます。
1. 料亭風・黒豆の香ばし炊き込みご飯
最も簡単で美味しく仕上がるのが、お米と一緒に炊き込む方法です。研いだ白米2合に対し、黒豆茶の出がらし(大さじ3〜4杯分)、酒大さじ1、薄口醤油小さじ1、塩ひとつまみ、昆布茶小さじ半分を加え、通常の水加減で炊飯します。炒り豆の香ばしさが白米に染み渡り、ほんのり桜色に染まった美しいご飯が炊き上がります。もち米を少し混ぜれば、祝い事にもぴったりの赤飯風おこわへと仕上がります。
2. 出がらし黒豆と彩り野菜の和風マリネサラダ
水気をよく切った出がらし黒豆に、スライスした新玉ねぎ、きゅうり、ツナ缶を合わせます。オリーブオイル大さじ2、ポン酢大さじ2、粗挽き黒胡椒少々で和えるだけで、豆のふっくらした食感と香ばしさがアクセントになるデリ風サラダの完成です。噛みごたえがあるため満腹中枢が刺激され、ダイエット中の一皿にも重宝します。
3. カリッと香ばしい黒豆の塩炒めおつまみ
キッチンペーパーで出がらしの水分を完全に拭き取ります。フライパンに少量のオリーブオイルを熱し、豆がカリッとするまで中火で3〜5分乾煎りします。仕上げに粗塩や粉チーズ、カレーパウダーを振るだけで、食物繊維たっぷりの罪悪感ゼロの極上スナックに生まれ変わります。