放送終了直後から、X(旧Twitter)を中心とするソーシャルメディア上では紅白歌合戦ネットの反応が怒涛の勢いで拡散されました。タイムラインの動向を分析すると、勝敗に対する受け止め方は世代や視聴スタイルによって極めて明確に分かれていました。
ネット上で目立ったのは、熱心な白組支持層からの「視聴者投票で大差をつけたのに負けるのは納得がいかない」という悔嘆の声です。リアルタイムで推しの晴れ舞台を見届け、リモコンを連打して勝利に貢献したと自負するファンにとって、1ポイントに集約されてしまうシステムに対するもどかしさが噴出した形です。
一方で、音楽ファンや一般視聴者の投稿では、対照的な評価が趨勢を占めました。
「後半の紅組の歌唱ラッシュは圧巻だった」「現場で聴いていたら絶対に紅組に投票していたはず」「これぞ歌合戦の醍醐味」といった賞賛が数多く投稿され、特に生歌のダイナミズムを評価する声がタイムラインを席巻しました。5ちゃんねるの実況スレッドやYahoo!ニュースのコメント欄でも、「投票システムが3ポイント制に整理されたことで、2016年のような理不尽な印象は薄れ、納得の接戦だった」とする冷静な分析が支持を集めています。
特筆すべきは、NHKホール関係者や現場で取材にあたった記者陣の証言です。「中盤までは白組の黄色い歓声がホールを支配していたが、特別企画から後半戦にかけて紅組のベテラン・実力派が立て続けに登壇した瞬間、会場全体の空気の密度が明らかに変わった」と語られており、テレビ画面越しでは伝わりきらない「空間の支配力」が会場投票の結果に直結していた実態が浮かび上がっています。