ミシンのまつり縫いで表に糸が出る原因と失敗しない裾上げのプロ技

ミシンのまつり縫いで表に糸が出る原因と失敗しない裾上げのプロ技

ミシンのまつり縫いで表に糸が出る原因と失敗しない裾上げのプロ技の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

ミシンのまつり縫いで最も多い失敗が「表側に縫い目が点々、あるいは横線として目立ってしまう」という現象です。このトラブルが発生する背景には、機械の故障ではなく、セッティングと生地の取り扱いにおける明確な3つの原因が存在します。

第一の理由は、「まつり縫い押さえのガイド板が左に寄りすぎており、針が折り山の繊維を深くすくいすぎていること」です。ミシンのまつり縫いは、直線縫い数目に対して1回だけ左側へ大きくジグザグに針が振れ、折り山(表地)の生地をわずかに「かすめる」ことで固定する仕組みになっています。このジグザグ針が布の織り糸を1〜2本だけすくうのが理想ですが、ガイド調整が甘いと生地を3ミリ〜5ミリも深く噛んでしまい、表から見たときに大きな縫い目が露出します。

第二の理由は、「上糸調子が強すぎること」です。一般的な直線縫いの感覚のまま上糸調子を標準(オート)あるいは強めに設定していると、左に振れた糸が折り山の生地を強く引っ張り、表地に深い窪み(シワ)を作ってしまいます。その結果、糸自体が目立つだけでなく、生地が引きつれて不自然な影が生まれます。

第三の理由は、「針と糸の太さが生地に合っていないこと」です。特にウールやスーツ地、薄手のポリエステルスカートを縫う際に、一般的な14番や11番の厚地用針や60番の太いミシン糸を使用すると、針穴自体が表地に残り、太い糸が表面に浮き出てしまいます。これが「まつり縫いが綺麗にできない理由」の9割を占めています。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。