バターサンドを巡っては、インターネット上でいくつかの誤解や見落とされがちな盲点が存在します。
第一の盲点は「バターサンド=レーズン入り」という固定観念です。実際、ネット検索でも北海道バターサンドレーズンなしというキーワードの需要が年々高まっています。六花亭の印象が強烈すぎるあまり「レーズンが苦手だからバターサンド自体を避けていた」という層が少なくありませんが、柳月「あんバタサン」や各種チーズバターサンド、ショコラバターサンドなど、レーズン不使用の絶品は数多く存在します。苦手な方がいるグループへのお土産には、原材料表示の確認が不可欠です。
第二の盲点は「食べる温度による味わいの激変」です。多くの人が購入後そのまま常温で食べていますが、実はバターサンドは温度管理によって3段階の異なる表情を見せます。
- しっかり冷やす(冷蔵庫から出してすぐ):バタークリームが固たく締まり、口の中で体温によってゆっくり溶け出す重厚なコクと、クッキーの小気味よい歯ごたえを楽しめる。
- 常温に戻す(20℃前後で15分放置):クリームがふんわりと柔らかくなり、バターの芳醇なアロマと洋酒・素材の香り立ちが最大化する。
- 軽くトースターで温める(リベイク・数秒):外側のクッキー生地が焼きたてのように香ばしくなり、とろけ出すクリームとの対比が際立つ(※生チョコサンド系は不可)。
これらを知っておくだけで、自宅で味わう北海道バターサンドの満足度は飛躍的に向上します。