アローラキュウコンを運用する上で最大の障壁となるのが、耐性面のシビアさです。アローラキュウコン弱点は「はがね(4倍)」「ほのお(2倍)」「いわ(2倍)」「どく(2倍)」の4系統。特にはがね技は4倍弱点となり、ハッサムの「バレットパンチ」やサーフゴーの「ゴールドラッシュ」といったメジャーな攻撃を受けると、雪の防御補正すら貫通して一撃で沈む危険を孕んでいます。
上位帯で活躍するプレイヤーは、この弱点を以下の3つのアプローチで徹底的に無力化しています。
第1に「テラスタルによる耐性の反転」です。鋼・炎技を半減以下に抑える水テラスや炎テラス、あるいは弱点を消しつつ毒無効を得る鋼テラスを切ることで、相手の処理ルートを根本から狂わせます。相手が鋼技での即死を狙って突っ張ってきた瞬間にテラスタルで耐え、返しのオーロラベールやアンコールで完封する動きは強力無比です。
第2に「裏の相性補完フレームの完成度」です。アローラキュウコンの弱点である鋼・炎・岩を完璧に受け止める引き先として、ヒードラン、水ウーラオス、ランドロス(れいじゅうフォルム)が頻繁に同時採用されます。相手が鋼アタッカーを先発に合わせてきた場合、即座にヒードランへ引くことでノーダメージに近い形で有利対面を作ることが可能です。
第3に対戦相手側が講じるべきアローラキュウコン対策の把握です。天候を奪うコータスやペリッパーの後投げ、連続攻撃でタスキごと貫通してくるパオジアンの「つららおとし」やウーラオスの「すいりゅうれんだ」、さらには壁を無視してダメージを通す特性「すりぬけ」を持つドラパルトの存在は常に意識しなければなりません。これらのメタポケモンが相手の選出に見える場合は、強引に初手出しせず裏から展開する柔軟性が求められます。