花の美しさに惑わされがちですが、花の色や贈る本数によって意味合いが180度反転するケースが少なくありません。特に西洋の色彩象徴学において、黄色は極めて複雑なニュアンスを帯びています。
黄色い花の花言葉が怖い理由の根底にあるのは、キリスト教圏における宗教的タブーです。イエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダが黄色の衣服をまとって描かれることが多かったため、中世ヨーロッパ以降、黄色は「裏切り」「嫉妬」「不貞」「軽蔑」の象徴色として扱われるようになりました。
例えば、夏を彩るマリーゴールドの花言葉と嫉妬や「絶望」「悲嘆」といったネガティブな意味は、太陽神アポロンに裏切られた水の精霊クリュティエの悲劇に由来します。また、春の訪れを告げるアネモネの花言葉と裏切りや「見捨てられた」「儚い恋」も、美少年アドニスの死と愛の喪失という神話的文脈を色濃く反映しています。
さらに注意が必要なのが、愛の象徴である薔薇(バラ)です。薔薇の本数による怖い意味は、花言葉に精通した相手に対して決定的なメッセージとなり得ます。
- 15本の薔薇:「ごめんなさい(謝罪)」——関係性の破綻や過失を暗示
- 16本の薔薇:「不安な愛」——相手への疑念や揺らぎを告げる
- 17本の薔薇:「絶望的な愛」——もはや修復不可能な関係を意味する
- 89本の薔薇:「死ぬまで一緒にいて」——文脈によっては強い執着や重圧となる