Q1:キズパワーパッドはどんなやけどであれば使っても良いですか?
A1:添付文書上、やけど全般に対して自己判断での使用は推奨されていません。水ぶくれができていない「I度熱傷(赤みのみ)」であっても、角質層のバリアが傷ついているため粘着剤の刺激で皮膚を痛めるリスクがあります。赤みだけの軽いやけどであれば、流水冷却後に白色ワセリン等を塗布して外気から保護するだけで十分回復します。
Q2:水ぶくれの皮がすでにめくれてしまい、ジュクジュクしています。どうすればいいですか?
A2:まず流水で患部を優しく洗い流し、清潔な白色ワセリンを厚めに塗って傷口が乾かないようにします。その上から傷口にくっつかない非固着性パッド(またはワセリンを塗ったガーゼ)を当てて保護し、可能な限り早く皮膚科を受診してください。この状態の創面にキズパワーパッドを密閉貼付すると、感染症を起こすリスクが極めて高くなります。
Q3:やけどの跡(色素沈着や赤み)を最も綺麗に治すコツは何ですか?
A3:最大の秘訣は「初期の炎症を最短で抑え、感染させずに上皮化(皮膚の再生)を完了させること」と「治癒後の紫外線対策と保湿」です。皮膚の再生に2週間以上かかると跡が残りやすくなります。上皮化した後も新陳代謝が安定するまでの数ヶ月間は、日焼け止めや衣服で紫外線を徹底遮断し、ヘパリン類似物質やワセリンで十分な保湿を継続することが跡を残さない決定打となります。
Q4:水ぶくれの中に溜まっている水は、注射針などで抜いてもいいですか?
A4:家庭内での穿刺(穴を開けて水を抜くこと)は絶対に避けてください。市販の縫い針やカッターの刃をライターで炙った程度では完全な滅菌はできず、雑菌を皮膚深部へ直接注入する行為になりかねません。水ぶくれが大きすぎて圧迫痛がある場合は、医療機関で無菌器具を用いて浸出液を吸引排液してもらいましょう。