第三者から見れば明らかな搾取であっても、渦中にいる女性たちは「自分が望んでやっていること」と主張する。この矛盾を、依存症対策に詳しい心理学者は「認知の歪み」と「サンクコスト効果」で説明する。
これまでホストに貢いできた時間と大金。「ここで諦めたら、これまでの投資が無駄になる」「彼は本当に私を愛してくれているはずだ」という防衛本能が働き、現実を直視できなくなる。ホスト側も、時に冷たく突き放し、時に過剰な優しさを見せる「間欠強化」の手法を用い、女性の情緒をコントロールする。この心理的スパイラルに陥ると、本人の意志だけで脱出することはほぼ不可能に近い。