配信と地上波のハイブリッド化が進むなかで、TVerの再生回数ランキング常連となった『相席食堂』と『テレビ千鳥』の功績も見逃せない。『相席食堂』で見せるロケVTRへの「ちょっと待てぃ!!」ボタンによるツッコミは、視聴者が動画を止めながらSNSでリアルタイムに感想を共有する現代の視聴行動と完全にシンクロした。
また、テレビ朝日の『テレビ千鳥』では、大悟発信のナンセンス極まりない企画が純度の高い笑いを生み出している。「服を買いに行くだけ」「ただただ料理を作るだけ」といった一見シンプルな題材が、彼の偏執的なこだわりによって最高峰のエンターテインメントへと化けるのだ。隙間時間にスマートフォンでコンテンツを消費する時代にあって、彼の番組には「最初から最後まで目が離せない」という強烈な引力が宿っている。