「地方の短大だから、就職先は地元の工場に限られるのではないか」という先入観は、実際の進路実績を見れば完全に覆される。岩手県内外の優良製造業へのパイプは極めて強固だが、近年急増しているのが東京・仙台をはじめとするITベンチャーやDXコンサルティング企業への就職だ。情報系の学科で実践的な開発力を磨いた卒業生が、即戦力エンジニアとして引っ張りだこになっている。
さらに見逃せないのが、国公立大学工学部への3年次編入学という進路だ。岩手大学や東北大学をはじめとする難関大学への編入実績を毎年のように積み上げている。短大で手を動かす基礎を固めた上で、より高度な学術研究へと進むこのルートは、共通テストの一発勝負を回避しつつ国立大卒の資格を手に入れるスマートな選択肢として、知る人ぞ知るルートとなっている。