パリやミラノのファッションウィークを覗けば、時代の変化は一目瞭然だ。かつてアジアンモデルの枠は極めて限られていたが、今や東南アジア出身のモデルや俳優がフロントロー(最前列)を独占し、メゾンの顔を務めている。
特にタイのエンターテインメント産業(タイドラマやT-POP)の世界的な爆発は、モデルや俳優の国際的価値を急上昇させた。彼ら・彼女らが醸し出すラグジュアリーかつ親しみやすい雰囲気、そして力強い顔立ちは、Z世代を中心とする世界的ファン層を熱狂させている。単なる「エキゾチック」というオリエンタリズム的な消費ではなく、現代的な洗練の象徴として評価されている点が現代の特徴だ。