本作の神髄は、王道の学園コメディという枠組みを逆手に取った構造の面白さにある。生徒会役員たちの強烈な個性に翻弄されながらも、どこか微笑ましい絆が育まれていくストーリーライン。単なる性的フェティシズムの誇示ではなく、コメディとしての純度の高さが作品の強度を保っている。
アニメ産業の歴史において、こうしたニッチなテーマをポップな学園ものとして昇華させた例は決して多くない。時代が多様性や個性の尊重へとシフトした現代だからこそ、作品が持つ過激で開放的なエネルギーが新鮮な驚きをもって受け入れられているのだ。