1975年10月に放送が開始された『俺たちの旅』(日本テレビ系・ユニオン映画製作)において、岡田奈々が演じた役名は中谷真弓(なかたに まゆみ)です。主人公・カースケの妹であり、地方から兄を頼って上京してくる高校生という設定でした。
放送当時の岡田奈々の年齢はわずか16歳から17歳。同年5月にシングル「ひとりごと」で歌手デビューを果たした直後であり、本格的な連続ドラマ出演は本作が初となりました。画面越しにも伝わる圧倒的な美少女ぶりと清楚な佇まいは、当時の若者層を中心に爆発的な支持を獲得します。当時撮影されたスチール写真やブロマイドは飛ぶように売れ、雑誌のグラビアを席巻しました。
真弓というキャラクターは、自由奔放で型破りな兄・カースケを誰よりも理解し、時に心配しながらも深い信頼を寄せる存在でした。カースケの無鉄砲さにハラハラしながらも健気に寄り添う姿は、視聴者にとって「理想の妹」そのものであり、男性ファンのみならず同世代の女性層からも絶大な好感を集めたのです。