抗生物質とお酒はなぜNg?服用後の間隔や誤飲時の対処法を徹底解説

抗生物質とお酒はなぜNg?服用後の間隔や誤飲時の対処法を徹底解説

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抗生物質とお酒の組み合わせにおいて、医師や薬剤師が最も警戒するのがジスルフィラム様反応(抗酒薬様反応)です。ジスルフィラムとは、アルコール依存症の治療に用いられる抗酒薬の一般名です。これを服用した状態でお酒を飲むと、ごく微量であっても拷問のような悪酔い症状が生じます。

通常、アルコールは肝臓で「アセトアルデヒド(猛毒)」に分解された後、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の働きによって無害な酢酸へと分解されます。しかし、特定の抗生物質はこのALDH2の働きを強力に阻害します。その結果、体内に毒性の強いアセトアルデヒドが通常の数十倍のスピードで急速に蓄積していきます。

ジスルフィラム様反応が発症すると、飲酒後わずか数分から30分以内に顔面の激しい紅潮、拍動性の頭痛、激しい嘔吐、胸部の圧迫感、頻脈(脈拍数が急上昇する)、呼吸困難、血圧低下が襲いかかります。特に日本人の約4割は遺伝的にALDH2の活性が弱い体質であるため、欧米人に比べてジスルフィラム様反応が劇症化しやすく、最悪の場合は心血管虚脱から死に至る危険すら存在します。

特に歯科領域や婦人科領域で高頻度で処方されるメトロニダゾール(商品名:フラジール、アステラス等)は厳格なアルコール禁忌に指定されており、添付文書の警告欄にも「服用中および服用後3日間は飲酒を避けること」と極めて強いトーンで記載されています。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。