かつての「出会い系」とは手口が根本から異なる。いま子どもたちが足を踏み入れる動機の大半は、オンラインゲームの協力プレイやアイテム交換だ。「ロブロックスやブロスタの強いフレンド募集」「通話しながら遊べる人だけ追加して」。そう書かれた書き込みに警戒心を抱く小学生は皆無に近い。
最初はゲーム内のテキストチャットから始まる。そこから「こっちのほうが話しやすいから」と、掲示板に貼られた外部のLINEオープンチャットや個別QRコードへと誘導される。やり取りの場が移った瞬間、ゲームの話題は次第に私生活の詮索へとシフトしていく。「親は今どこにいるの?」「普段は何時に寝るの?」。日常の些細な会話を装いながら、相手の生活リズムや孤立の度合いが冷酷に測られている。