体に怪しい刺傷痕を見つけたとき、次にやるべきは「発生源の特定」だ。トコジラミは日中、明るい場所を徹底的に避け、隙間に潜伏している。彼らが潜む場所には、消化された血液が排出された「血糞(けっぷん)」と呼ばれる黒いゴマのような小さな斑点が必ず残される。
チェックすべきポイントは限定的だ。マットレスの縫い目、ベッドフレームの継ぎ目、ヘッドボードの裏側、壁紙の剥がれ目、さらにはコンセントカバーの内部まで観察する必要がある。ベッドのシーツに原因不明の小さな血のシミが付着している場合も、就寝中にトコジラミを無意識に潰したか、刺された跡から出血した痕跡である可能性が高い。