小和田家の教育方針は、娘たちに「一人の自立した人間として生きる力」を身につけさせることでした。その教え通り、妹たちもまた輝かしい経歴を持っています。
礼子さんはジュネーブの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などで勤務した経験を持ち、紛争や貧困に苦しむ人々の支援に奔走しました。節子さんは東京大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号を取得。文化人類学の視点から現代社会の課題を紐解く研究を続けています。これほどまでに高度なキャリアを持つ姉妹が揃っていることは、当時の日本社会においても極めて稀であり、彼女たちの存在自体が新しい女性の生き方を提示していました。